僕はヘナチョコじゃないよ
(WWEマガジン2002年6月号より)


皆は、カート・アングルを「自分のことに夢中な奴」、「うぬぼれや」、「傲慢な奴」と呼びたい時は、
いつでも呼んでいるけれど、「負け犬」と呼んではならない。

WWEのファンは、オリンピックの金メダリストを避け続けるかもしれないが、彼はそんな事は気にしていないのだ。
カートによると、タイトルを取っている限り、ファンは彼の入場テーマ曲を替え歌にする事は出来るし、
皆がしたいように大声で叫び、冷やかす事も出来るのだという。
このWWEマガジンのインタビューで、カートはファンや音楽、友達、何故彼がたえず、皆にアトランタ五輪での
偉業について思い出させるのか、彼のヒーローは誰なのか、その他いろいろな事について話している。
大部分は、彼のお気に入りの話題「自分自身」について話している。

WWE: あなたはヘナチョコなんですか?

カート: 違うよ。ファンが僕の事をヘナチョコと言うのは、僕の事を嫉妬しているからだと思うよ。
    皆、僕がヘナチョコじゃないとわかっているし、僕がWWEで、一番だとわかっているんだよ。
    それだけじゃなくて、WWEのファンにとって典型的で、おかしなからかい方なんだよね。
    僕は、皆が実際に僕の目立つ記録と才能に感謝しているんだと思うよ。
WWE: 何故、あなたの入場曲は歌詞がないのでしょうか?

カート: それはね、オリンピックのテーマ曲を聞いた事あるだろう?
     あれも又、歌詞がないよね。
     全体のポイントは皆が僕のテーマ曲を聴いて、英雄的で愛国心の
     強い気持ちになるという事なんだよ。
    それが金メダリストでアメリカの英雄であるカート・アングルなのさ。
    たとえファンに替え歌にされても、それは僕にとって完璧な音楽なのさ。

WWE: あなたが金メダルを取った事は皆が知っています。
    何故あなたは、皆に自分が金メダリストだと、
    たえず思い出させる必要があるのですか?

カート: 僕がWWEにやってきてからというもの、ファンは僕を
    尊敬してくれないし、恥をかかせるんだよね。
    皆は僕がスポーツ娯楽界のトップになる価値があると感じていないんだ。
    それで僕はたえず、僕がどこからやってきて何を成し遂げたか皆に
    思い出させなければならないんだよ。
    僕はここにいる誰も金メダルを持てないと皆に
    気づかせなければならないんだよ。
    ここにいるファンは、あんまり頭がよくないから、たえずこういう事
    を思い出させてあげないとだめなんだよね。
WWE: 多くの団体のファンは、あなたが泣き言を言う奴とか、
    文句ばかり言う奴とか、泣き虫とか非難しています。
    どうやってあなたは、これらの非難に答えるのですか?

カート: かつて一度も僕は泣いたり、泣き言を言ったり
     した事はないよ。
    もし、何かあったら僕は要点を証明しようとするね。
    声明文も作ろうとするだろうね。
    僕はいつでも真実を話すし、それは僕のすべてだよ。
    僕には「3つのアイ」があるんだよ。
    強烈さ(Intensity)、清廉潔白(Integrity)、知性(Intelligence)
    なんだよね。
    清廉潔白は、僕の人生の大部分だしね。

WWE: あなたにとって、もっと重要な事は何ですか?
    試合に勝つ事、それともファンから喝采をもらう事
    なのですか?

カート: 疑いもなく、試合に勝つ事さ。
    僕にはタイトルを取る事がすべてだからね。
    この世界では、これがすべてだよ。「誰が一番か」と
    いう事がね。
    僕はファンが、どう感じようが気にしてないからね。
    皆は僕がカート・アングルという事実に感謝すべきだよ。
    僕はタイトルを取る為にここにいるのだし、
    それだけの為にここにいるのだよ。

WWE: あなたが何度もタイトルのチャンスを取り上げられた事を考慮すれば、
    あなたを陥れる為にある種の陰謀があると考えませんか?
    何ヶ月か前の「ノーウェイ・アウト」では、あなたからタイトルを
    取り上げる為だけでした。
    世界で一番大きな舞台「レッスルマニア」でタイトル狙いをもたらしました。
    誰かカート・アングルを陥れ続ける人がいるのですか?

カート: 僕は「ノーウェイ・アウト」に出て、HHHに勝ったけど、「レッスルマニア」のメイン・イベントで
    終わってないかって?
    僕はこの組織には、何か間違っている事があると思うんだよ。陰謀だね。
    僕は何回位、自分が最高だと証明しなければならないのかわからないんだよね。
    HHHに勝った後、僕は自分がメイン・イベントに出る価値があると証明するだけでなく、
    王者になる価値があると証明しているんだよ。

WWE: 王座戦について話すと、あなたはハードコア王座、欧州王座、IC王座をWCW王座と世界王座同様に
    取っています。
    タッグチームのタイトルを追い求める事については何か考えている事はありますか?

カート: 僕は勇気と才能と僕みたいに最高のレスラーになりたいという願望が、4分の1でもあると
    僕が言える相手が見つかるまでは、シングルのレスラーでいるつもりだ。
    僕は、これらの条件を慎重に考える事が出来る奴に、今の所、会った事はないんだよ。
    今すぐに僕の興味を引き出す奴は、ここにはいないしね。僕の興味がある唯一の選手で、
    大嫌いな奴はクリス・ベノワさ。でも、彼は少しも僕ほど目立っているわけじゃないしね。
    たぶん、いつかは彼も目立つようになると思うけれど。

WWE: あなたは、多くの友達か親友と呼べる人がいるようには見えないし、友達自体が少ないと思います。
    たとえば、エッジとクリスチャンですが、2人共あなたから離れていき、あなたに精神的なイジメを
    しましたね。カート・アングルは、人と仲良くやっていくのが苦手なのですか?

カート: 違うよ。僕の一番の仲良しは、マクマホンさんだよ。彼はいつも僕によくしてくれるんだ。
    僕の話をよく聞いてくれるんだよ。彼は、僕が心から尊敬している人だよ。
    彼がWWEの社長だからと言うだけでなく、僕に輝けるチャンスを与えてくれただけでなく、
    彼がいい人だからなんだよ。
    エッジについては、頭の中で有名になる事しか考えていない奴さ。
    彼はとっても傲慢で、うぬぼれやで、自己中心的で、わがままなんだよね。
    その理由はね。彼は僕と絶交したからなんだよ。
    その事は彼にとって、裏目に出るだろうね。まあ、それは全部彼のミスなんだよね。

WWE: アングル・スラムとアンクル・ロックでは、どちらが致命的な技ですか?

カート: 僕は2つとも致命的とは思わないな。もしWWEに、いくつか致命的な技があるのなら、
    そんなに多くのスーパースターはいらないことになっちゃうよ。
    明白な事だけれど、団体で最も危険な技を2つ挙げるなら、アングル・スラムとアンクル・ロックだね。
    僕はアンクル・ロックの方が好きだな。理由は、それが危険で残忍というだけでなく、
    対戦相手がまだ意識がある間は、痛みを与える事が出来るからさ。
    アングル・スラムは、すぐに相手を倒して意識を失くす事が出来るしね。

WWE: 今までの人生で、ビールを飲んだ事はありますか?

カート: 僕が今まで飲んだ唯一のビールは、連合軍の時にストーン・コールドと分け合った一缶だけだよ。
    僕はビールが嫌いだし、楽しめないよ。僕は、どうして誰でもビールでアル中になっちゃうのか
    わからないよ。ビールは、うんざりだよ

WWE: ののしりを言った事はありますか?

カート: ののしりは何度も言ってるよ。僕は「くそっ!」とか「ちぇっ!」とか言う事があるよ。
    そんな事を言うのを自慢しているわけじゃないけれど、たまにキレて言いたい事を言っちゃうんだよね。

WWE: あなたのヒーローは誰ですか?

カート: マクマホンさんが僕のヒーローさ。この世界では本当にいないんだよね。
    マクマホンさん以外で僕だけのヒーローは、220ポンド級(約100キロ)で、1996年のオリンピックの
    金メダリストの人なら皆だよ。

WWE: あなたは、自分を職業上、かなり頭がいいスーパースターの1人だと思っている所がとっても明白ですね。
    あなたとしては、誰がアホなスーパースターだと思いますか?

カート: リック・フレアーは、ドラフトで僕を1位に指名しなかったから、かなりアホだよ。
    ステファニーと別れたHHHも何てアホなんだと思うよ。
    もし君達がそれについて考え、彼らと僕を比べるのなら、WWEには、アホな奴らがたくさんいるよ。

WWE: あなたは、かなり身なりのきちんとした人の様に思われます。
    仕事上、「もっと清潔にしろ!」と文句を言いたくなるスーパースターの何人かと
    試合をしなければならない事にはムカついたりしませんか?

カート: こういう奴らの多くは、とても不潔なんだよね。
    事実上、その場所に行って試合をするだけでもキツイ仕事だというだけでなく、
    こういう奴らのくさい体臭をかがなくてはならないのだからね。
    僕は、彼らがどういうしつけをされてきたのか理解できないね。
    でも、それがアメリカの英雄に近づく方法ではないけどね。

WWE: あなたは、どんなジャンルの音楽を聴いていますか?

カート: 僕は1つ挙げるとしたら、自分の入場テーマ曲が好きだね。
    とても精神的に高揚するし、感性が冴えるんだよ。
    オリンピックのテーマ曲も好きだし、アメリカ国歌も好きだよ。

WWE: カート・アングルを幸せにするものは何ですか?

カート: タイトルを取る事さ。僕は、あまりにもたくさんのタイトルを取ったから思い出せないけれど、
    たぶんタイトルの85%は 取っているよ。
    もし、僕を幸せにする事が何かあるとしたら、タイトルをめいっぱい取る事だな。
    それは、僕がいかにいい選手かわからせてくれるからね。

WWE: あなたをだめにする事は何ですか?

カート: タイトルを失う事さ。
    何度も僕は、対戦相手が僕を負かす為に、不正な事をしなければならない状況に遭遇したよ。
    それは、あまり名誉ある事ではないと思うし、僕をがっかりさせちゃうんだよね。

WWE: 英雄になった事で、あなたの周りにはグルーピーが群がってきていますね。
    どうやって彼女達をあしらっているのですか?
    彼女達が誘惑してきたりすることはありませんか?

カート: 僕は、グルーピーには興味ないね。彼女達は毒だからね。
    女は、男の意思を弱くさせる傾向があるし、骨抜きにしちゃうからね。
    僕が結婚した唯一の理由は、タイトルを取るという仕事に没頭できる環境にいられるからなんだよ。

WWE: あなたの趣味は何ですか?

カート: 僕の一番の趣味は、自分が勝った試合のビデオを見る事さ。

    いかに僕がいい選手か皆がわからせてくれるだけでなく、皆が僕をとても幸せな気分にさせてくれるのさ。
 

上記記事は「Peach Pie」さんが翻訳なされたものです。
使用されている文章の著作はPeach Pieさんに帰属します。無断転用、再配布厳禁。




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